エッセイ(小学生)
大人になった今でも好きになれない女がいる。それは朝子(いじめパート2参照)という児童、私が小学校6年生の頃に北国から転校してきた女だ。 前記のとおりお世辞にも可愛いと言い難い女であった。彼女は則子と仲が良く、よく一緒にいた。私は別の仲良しグル…
父の兄(父の兄弟の三男。父のいた会社の社長。私の叔父でもある)の家には私と同い歳の従姉妹とその兄(私たちより4歳年上)がいる。兄同士は歳が違うので比較されることは殆ど無かったが、従姉妹と私は同じ歳というだけでいつも何かと比較され、叔母も母もお…
ここまでこのエッセイを書いていて、父の話が殆ど出てきていないことにお気づきだろう。実は私は未だに父の存在に恐怖を感じてしまうことも事実であり、今からここに書くことを読むことで読者様がお気を悪くしてしまうことも充分に想定できる。それだけ自身…
子供にとって年1回のお楽しみ、それは「お年玉」。小学生になってお金の使い方や金額も分かってくると余計に嬉しくなるものだ。 そして貰ったお年玉で普段出来ないようなお買い物をする。大人になってからそれを見ても「ああ、子供のお小遣い程度で買うもの…
小学校6年生の頃、私のクラスにひとりの女児が北日本から転校してきた。朝子という。見た目は決して可愛いわけでもなく、身長が低く体格がよく丸顔で濃い顔つき、更に色黒で真ん中で分けた肩まで伸びた黒い髪が特徴。第一印象は「大仁田厚(プロレスラー)」…
残念ながら我が両親、男尊女卑という考えがあった。 うちは長男、長女という2人兄妹である。それも例外なく親からは「兄は長男だから一番、私は女だから・・・」というような考えだった。兄にいたっては父の機嫌に振り回されたりもしたが、ほぼ自分の思い通…
「私は母にとって一体何だったのだろう・・・ただの着せ替え人形?」 母は私が物心付いたころには既に私の好みなどを無視して母好みの服を私に着せて喜んでいた。例えば一緒に服を買いに行っても母好みの服を選ばれて私が着たい服など着せてもらえないなど。…