Darkness world -ある捻くれ者のつぶやき-

高坂はる香です。私の幼少期からの出来事をエッセイ形式で書いていきます。(ちなみにこれは全て私の心理カウンセリングで使われたものです。虐待などの内容を含むため、閲覧にはご注意ください)

ブラック企業勤め

どもー、こさはるです。
きょうも元気にエッセイ書いていきますんで、読んでください。

※※※※※
私は一時期今で言うブラック企業に勤めていたことがある。H交易という輸入と通販の企業だ。
ちなみにハロワの求人にて「事務・英語ができる方大歓迎」とあり、私は応募をした。

数日後、そこへ面接に行き3日後に採用が決まった。
翌週からの出社となり、先輩たちからはとても良くされて正直私も安心していた。私の当時の担当はお客様からハガキで注文のあった品物、たとえばゴルフクラブなどを受注管理をしたうえで商品を発送し、支払いを確認するというところまでだった。
そこの企業の取り扱う商品はとても幅広いもので、ゴルフクラブ等のゴルフ用品をはじめ、個人輸入の医薬品やサプリメント、更にはアダルトグッズまで。アダルトグッズに関しては輸入物もあり、パッケージなどが無修正のまま輸入されていた。そこを「わいせつ物」とならないよう私達の方で加工したうえでお客様には発送していた。もちろん国内生産のものも扱っていた。
最初はめちゃくちゃ戸惑ったのは言うまでもない。それについて当時の課長曰く「うちが相手にしてるのは、ゴルフ好きのエロオヤジばかり」とのこと。いくら社内とはいえ、これはいかんだろう。
そして山積みのアダルトグッズに戸惑う私の隣では先輩たち(すべて独身女性)が普通に発送業務を行うのだ。それから次号のカタログに載せるための商品サンプルの撮影をしたり、説明文を書くのも私達なのだ。
この時は先輩がとあるアダルトグッズの説明文を書いていたのだが、淫語が並ぶ!並ぶ!並ぶ!そんな調子で私は更に驚き戸惑った。

話はこれだけではない。
ここまでなら別にいい、無論あれだけのアダルトグッズを見ていれば嫌でも免疫が付くものだから。肝心の社会保険加入の案内も、給与振込口座も聞かれないことを不審に思い、経理担当に聞いてみた。すると、その日の午後になぜか私は社長室に呼ばれた。
社長室に入ると、社長がそこにいて私にこう告げた。
「あれー?説明してなかったっけ?うちの会社って最初の半年はアルバイトなのよね。それで半年持てば正社員にするってことになってんのよ。でね、時給は750円。これね、社会保険事務所からもあまりにも加入や脱退が多いってことで指導受けちゃっててね」
私は正社員ということで、ここに入社したはずだ。それなのにいつの間にかバイト扱い。しかも経理担当は社長の奥様という扱いづらい人事であった。

どうせこんな事になるなら、いっそ辞めて他に仕事を探したほうが私のためだと私は帰宅後に両親に辞めることを話した。
すると、父親は大激怒、母親も「数日で、バイトだからって辞めるなんて我が家の恥」と言い出す始末。私が辞めることを猛反対。しかも翌日から母親は私の出社を監視するようになり、辞めるに辞められなくなってしまった。
ただ父親は条件を出してきた。
「次の仕事を今すぐに決めてきたら辞めてもいい」と。はっきり言って無理だ。そして母親も毎日のように辞めないでと言う始末。仕方なく勤めるしかなかった。

そして私はそこの職場で何とか仕事を覚えて海外からの問い合わせにも応えられるようになっていった。社長の強引な仕事ぶりは相変わらずだった。
気がつけば年末。ここで何か変化があればと願わずにはいられなかった。

年明け…。新しいカタログが正月の期間にお客様のもとに配送されていたことが発覚。本来なら正月明けにお客様の手元に届くはずのものだった。社長曰く郵便局のミスだというが、そうとも言い切れない。この社長のことだからわざとそうしたのでは?という疑いも出てきた。年始から注文のハガキやらファックスが多数届いており、まさに注文殺到という状況になっていた。その日だけで注文は300件、だけどそれを受注管理して発送業務まで行うのは私ともう一人のパートの人だけ。あとの先輩たちは別の業務があるということで私らの仕事にはノータッチであった。
毎日100件近くの注文があるため、とてもじゃないが2人だけでその業務を行うのは不可能だった。私は日中は電話での注文を受けて受注のデータベースに打ち込んで行き、発送を行うという作業の繰り返し。そしてもうひとりの人も同じ。だけど他の先輩たちは手伝ってもくれない。もちろんこちらからヘルプを出しているのに…
ある昼休み。
先輩たちと昼食をとっていると、一人の先輩が
「毎回こんな感じなのよね、新しいカタログの後って。けどねー、総動員で毎日徹夜で発送業務やってたりもしたのよ。私なんて胃を痛めて医者からはすぐに入院って言われたけれど断ってこの仕事してたのよ」
続けて別の先輩は
「けど給料安いんだよねー。社員でもホント、10万いかないし、ボーナスだって現物支給。この間は社員だけにって一万円の商品券だよ?」
更に前記の先輩が
「他にも!どんなに忙しくてもそれが当たり前になっちゃえば問題ないんだよねー」

この人たち狂ってる…
確かに給料は安いし、残業しても深夜働いていても残業手当も新夜勤手当もつかない。この時点で労基法に違反している。そして私も例外ではなく、給料には残業手当も新夜勤手当もつかなかった。コンビニのアルバイトでもキチンとつくもんだろ!と憤った。
それなのに仕事はきつい、毎日朝9時に出勤して帰宅は夜中の2時とか翌朝6時なんてこともザラ。
話は戻るが、この時の発送業務はとてもじゃないが追いつかない。そこで先輩二人も加わるが、全く追いつかない。けれどそんな中でも先輩たちは「私達はこういうのが当たり前だ!」と言わんばかりに仕事をしている。
確かに仕事だとなれば責任も生じる。だが、残業手当も新夜勤手当も出ない、社会保険にも雇用保険にも労災にも入れない…それで夜中、翌朝まで働くことを強要される。たとえインフルエンザになったとしても「マスクして出てこい!」と言われる。そして出社が遅いと文句を言われてしまう。

そんな中、社長は社員を置いて海外旅行に出かけてしまった。ここでも先輩の愚痴は止まらない。
「社長の贅沢さえ無くなれば、ボーナスぐらいまともにもらえるだろうに」
繁忙期に会社を放ったらかしで海外旅行?!明らかにおかしい。
その日の夜だった、私は熱と強烈な頭痛で倒れ込んだ。けれど先輩たちは「忙しいんだからぼーっとしてないで働け!」と言って帰ることすら許してくれなかった。一緒に仕事をしていたパートの人がいちばん酷かった。
「わたしは今日中にこれをどうしても終わらせたいの!だからあんた、きちんとやってもらうわ」
翌朝私は何とか会社を抜け出して病院へ行ったら、検査の結果インフルエンザだった。熱も39℃を超えており、医者からは仕事に対してドクターストップがかかった。そして病院を出て会社に電話をすると、先輩が出て私は罵倒された。
「誰があんたの仕事手伝ってやってると思うの?人手が足りないの!みんな熱があっても仕事してるんだから早く出社しなさいよ!」とどやされて、私は逃げられないと勘違いしてしまい、仕方なく出社した。
この日も先輩たちからの愚痴や罵倒を聞きながら夜中まで仕事をしていた。

私はもう耐えられないと思ったので、昼休みに労働基準監督署に電話をして現状を報告した。
けれどその時電話で話した監督官の方は私に冷たく「それは魅力のない会社ってことよ。それにね、いくら深夜勤務をして新夜勤手当がつかないっていっても私らでも何もできないのよ。調査も無理だ」と相手にしてもらえなかった。何のための労働基準監督署なんだろう…、絶望した。
そして警察にも相談したが、こちらも相手にしてもらえなかった。

これでは本当に殺されると思い、私は社長の帰国を待って社長に退職を申し出た。
すると社長は…
「こんな理由で辞めるって、ホント根性ないのね。それにただ深夜勤務したり朝方まで働いたからって体調崩すとか信じられない!アンタさぁ、ここにいるだけで迷惑だからさっさとどっか行って!それにアンタのことなんて最初から社員にするつもり無かったから」と。

信じられない。

これを根性なしだと??
私はこの日を最後に退職することになったのたが、先輩たちが猛反対したせいで退職出来なくなってしまった。それだけではない、先輩たちの怒りの矛先は私に向けられた。
「あんただけ逃げるのなんて卑怯よ。この仕事どうするつもり?このグチャグチャを何とかしなさいよ、夜も寝ないで朝までに終わらせなさいよ!」
とN先輩は私に言い放った。こっちとしては退職も決まっているはず、それなのにこれは?と
「そんなこと言われても…、私はきょうで退職だと社長に言われてますので」と言うしかない。
だがN先輩も引き下がらずに
「じゃあ社長に撤回させるわ!私らが犠牲になるだけよ!!」

私は会社から休むことなく働くことを強要され、昼休みすら会社から出ることを禁止された。定時で帰ることも、先輩たちよりも早く帰ることも禁止された。そしてただでさえ業務が忙しくて仕事も追いつかないというのに電話に必ず出ろと言われ、手を休めることも許されなかった。
そんな中、もう一度だけ労働基準監督署に電話をして退職を申し出たのに退職させてくれないと相談をしたが、これも相手にされなかった。だが、その時対応した監督官曰く「退職を申し出て会社側も一度は受け入れたんなら、それは有効だ」と言ってくれたので、私は改めて先輩たちに退職をすると宣言した。だが、ここでも先輩たちは噛み付いてきて、取っ組み合いの喧嘩になった。私も何かが自分の中で切れてしまったようで、パートの人と大喧嘩をした。パートの人曰く「私だってこんなの、もう嫌!きょうで辞めます!」と私に言ってきたこともあり、私は「じゃあ辞めろよ!とっとと出ていけや!!」と怒鳴り、彼女のカバンを窓から外にぶん投げた。パートの人はそれを奇声を発して外に取りに行っていた。

その日の夜、私は定時少し過ぎに誰にも何も言わず、引き出しの中に倉庫と事務所の鍵を入れてタイムカードを押して帰宅した。
こんなところ、もう居られないしもう無理!耐えられない!私は殺されたくない!その気持ちしかなかった。
そして翌朝、会社へ退職届をファックスを自宅から送信した。そこに今までの給与および残業手当と新夜勤手当はこちらの口座に振り込んでくださいと書いて…
その後すぐに会社からは自宅や携帯にしつこいぐらいに電話がかかってきたが、無視した。もう関わるのすら嫌だったから。

その時私はこう考えていた。
もしこれで、給与の振り込みがなかったら、マスコミに事実を公表しようと。実はタイムカードは全てコピーしていたのだ。それと時給を計算したエクセル表も作っていたから。それを証拠に…

だが、給料日に給与は振り込まれていた。
けれど私に払われたのは残業手当も新夜勤手当もないものだった。