余談:思い出してみて
みなさんこんにちは、高坂はる香です。
こうしてエッセイを描いていて思い出した…
十数年前に飯島愛さんが上梓されたご自身のエッセイ「プラトニック・セックス」。
飯島さんも厳しいお父様とそのお父様に黙って着いていくお母様の元で育ち、そして家出を…というような。私も出版された当時、このエッセイを読みました。正直実はこの時から自身のいる環境は普通ではない?!と気づいていたのです。が、すぐに変えられるものでもない…と。家出をする、親と縁を切る、そんな勇気が無かったとも言えます。だから私は飯島さんとはこの辺は違いましたが…
けれど私も自身のいる環境を変える努力もしてきたし、時には強硬手段にも出ました。まだエッセイとしては書いていませんが、私は後にカナダへ留学します。それも母が亡くなってすぐの時期、それに周りに極秘で留学の話を進めて出発の数日前に家族に伝えて強行的にカナダに渡ったという。
それと後にこちらも書きますが、夫との出会い、同棲から結婚も(特に同棲は…)ほぼ強行的だったのです。
だから何も努力していない、なんて事はありません。
だが、結婚をして息子が産まれて育児をして…、その中で私自身が崩壊したことを機に現在の心理カウンセリングに辿り着き、このエッセイを書くというまでになりました。
結婚をして息子が産まれて、自分自身が普通ではないということに気づいてしまったのです。
まだカウンセリングも1年ほど。道はまだ険しいものだと思っています。カウンセラーさんにも言われたのですが、「相当複雑」らしいです。
ついでに私の生きた誤った道で自身の性格も捻くれてしまったと。
そんな捻くれ者ではありますが、皆様に「こんな人もいる」というような事を知って欲しい、ということでここにエッセイを連載することに至りました。
正直エッセイにするのは苦痛です、けれどこれも自身の過去と真っ直ぐに向き合うことである。向き合うこと自体簡単ではないです。
だから連載とはいえ、不定期になってしまいます。ですが、更新をお楽しみにしていてもらえると幸いです。
こんなエッセイストですが、どうぞ今後ともお付き合いを。
高坂はる香
追記・ちなみに「高坂はる香」はペンネームであり、本名ではありません。